中国に「食」で潰される日本の行く末
長崎選出の山田正彦衆議院議員執筆の本。もともと、山田議員は、長崎で牧場を経営していたこと、選挙区が離島を多く含んでいることもあり、農漁業に造詣が深く、この本の内容も"食の安全"問題に関しても、本質をえぐっているように思える。
この本をもとに考えると、スーパーで美しく装飾された包装に、誰もが衛生的だと思うが、一部の食材は、何日間も港でたな晒しにされ、それでも腐らない食材が使われているという恐ろしさ、そう考えると、本当に安全なものは、ほぼ都会では簡単に手が入らなくなっているのではないだろうか?
おかしな話、正しい作り方をした農産物の方が、早く腐り、見かけも悪い、しかしそのような健康的で安全な食材の方が、消費者には、値段的にも、見かけ的にも支持されていない事実。この点には、政治的にも、世論的にも、安全なものは、値段が高くなってしまう、早く悪くなってしまう事実、それに気づかなければならない。
ぼくの母は、旅館の女将業の傍ら、畑を耕し、地産地消を実践している。安全でないものは、安く、簡単に手に入る、反面、減農薬で、人のことを考えたものを作る方が、はるかに手間とコストがかかり、評価してくれる人は少ない。しかしこのおかしさに、我々自身が早く気づかなければ、自分の健康を値段で切り売りしていることになってしまうのだ!



